教材情報

賃貸トラブル防止と対応実務(その1)

賃貸物件 トラブル予防・対処

賃貸トラブル防止と対応実務(その1)

著者 立川 正雄(弁護士)
定価 25,000円(税込み)

賃貸トラブルの中で、多く生じるトラブルとその予防策・事後の対応策を実務に即して解説します。
入居時、入居中(高齢者他)、更新・退去時、日常管理と賃貸の業務別に分けてトラブルから発生原因を見つかればトラブル防止・予防が出来ます。

賃貸物件を取り扱う際のトラブル予防と事後対策の実務ノウハウを解説しています。

第1部 入居に関するトラブル
1 反社会的勢力の入居に対処する(暴力団であることがわかったため入居を断った。理由を告げる必要があるか?)
2 外国人を理由にする入居拒否(オーナーから外国人に貸したくないと言われた。断ってよいものか?)
3 民泊に使われないようにするための特約(コロナの問題が収束した後問題が生じる、民泊転用を今から防止しておく)

第2部 入居前解約・仲介手数料のトラブル
1 内覧者から借りたいから押さえておいてくれと頼まれたので、家賃1ヶ月分を預かって申込を待っていたところ、「借りるのやめたから、預けた1ヶ月分返してくれ」と連絡を受けた。預かった家賃1ヶ月分の家賃は手付金没収で返さなくてよいか?
2 契約して礼金・敷金・前家賃も受領したのに、入居直前にキャンセルしてきた。どのように対処すればよいのか?対応のための特約はどのように作ればよいか?
3 テナントが契約前キャンセルして貸主への損害賠償を命じられた事例
4 賃貸の仲介で、借り方仲介業者が仲介手数料を受領するので、貸し方仲介業者が特に広告雑誌にのせるなどの広告料はかけていなかったが、貸主から広告料として1ヶ月分を受領した。問題はあるか? 問題があるとしたらどのような受領の方法があるか?
5 賃貸の仲介で、借主から1ヶ月分の仲介手数料を欲しい。何時の段階で承諾をとるべきか?
6 礼金1ヶ月で貸主から賃貸仲介の依頼を受けた。募集広告に「礼金2ヶ月」と記載して借主から受領し、借主から仲介手数料1ヶ月は借り方の仲介業者、貸方の仲介業者が礼金2ヶ月から1ヶ月を広告料としてとって構わないか?

第3部 高齢者・生活保護者の入居トラブル
1 要介護・孤独死への対処法はあるか?
2 高齢者を入居させるが、連帯保証人は要介護になったり、孤独死した場合、施設への入所手続き・遺品整理撤去の義務があるか?
3 孤独死した場合の解除方法は?
4 原状回復費用を、本人の預金から回収できるか?連帯保証人から回収できるか?
5 生活保護者のトラブル対処法
 1) 生活保護者を入居させるが、家賃費払いの確保はどのようにすればよいのか?
 2) この問題についてどのような対処方法があるか?

第4部 更新時のトラブル
1 更新料の支払い特約をしても法定更新では、更新料を取れないのはなぜ?
2 法定更新でも更新料を取れるような特約は作れない?

第5部 日常管理のトラブル
1 違法駐車のトラブル
  アパート併設の駐車場で、入居者の知り合いが勝手にアパートの駐車場に車を駐車してしまい、契約者が駐車できない。貸主・管理会社に責任はあるか?
2 アパートの軒下にスズメバチが大きな巣を作ってしまった。貸主・管理会社に除去の責任はあるか?
3 東京でアパートの屋根から落雪があり、車が傷ついたと駐車場の借主から損害賠償をされた。オーナー・管理業者の責任は?どこまで対策を講じておけば良いか?
4 貸主側にアパート敷地内の雪かき(除雪)の義務はあるか?
5 オーナーの防犯対策義務
  アパートの鍵を壊されて、入居者が盗難に遭った。オーナー・管理業者の責任は?
6 鍵交換費用を借主に負担させてよいか?
7 単身用ワンルームマンションに複数人入居している。解除できる?どう対処したらいい?
8 共用部分に私物を置いている。いくら注意しても撤去しない。どうしたらいい?
9 ゴミ出しのルールを守らない。どうしたらいい?