アパート建て替えの実務 円満に建て替するための法律知識や実務的対処法を解説
著者 | 立川 正雄(弁護士) |
---|---|
定価 | 25,000円(税込み) |
近時、賃貸アパートの老朽化のため、建て替えの計画を実行せざるを得ない事例が多く発生しています。
ただ、現在賃貸中の物件の建て替えについては、建物オーナーは立ち退きの困難さ・煩雑さと多額の立ち退き料のため建て替えを躊躇する事例が多く見られます。
そこでこのセミナーにおいては、オーナーや建て替えを相談された宅建業者・建築業者がアパートの建て替えをいかにスムーズに行うための、法律知識や実務的対処法を解説します。
- ※ ご注文の流れについては、「教材購入について」のページをご覧ください。
賃貸アパートを建て替えようとする際の、実務ノウハウの解説セミナーです。
第1部 アパート建て替えのための借家人立退きの法務
第1章 建て替えの必要性
・どのような場合に建て替えを考えるか?
第2章 借家法における借家人の保護と建替
・賃貸建物が古くなって建て替えの必要性が生じたら、借主に当然立退いてもらう権利があるか?
第3章 更新拒絶の正当事由
・アパート・貸家・貸ビルについて、賃貸建物が古くなって建て替えの必要性が生じたら、期間満了時に更新拒絶ができるか?
第4章 更新拒絶の正当事由と耐震性能
・耐震性能がない場合には期間満了時に更新拒絶ができるか?
第5章 更新拒絶の正当事由と立退料(立退料の目安)
・建物も古いし耐震性能がなく建て替えの必要がある場合には、立ち退き料なしで入居者テナントに立ち退いてもらえるか?
・一般にアパート建替のための立退料はどのくらいが必要か?
第6章 更新拒絶の手続き
・建物も古いし耐震性能がなく建て替えの必要がある場合、更新拒絶の手続きはどのようにすればよいのか?
第7章 合意更新がされていない場合の解約告知と正当事由
・現在の契約が法定更新になっている場合には、建物も古いこと、耐震性能がないこと、建て替えの必要があることを理由に、どのように解除手続きをすればよいのか?
第8章 契約期間中の中途解約と正当事由
・現在の契約期間が満了していないが、建物も古いこと、耐震性能がないこと、建て替えの必要があることを理由に、契約期間の満了前に解除手続きができるか?
第9章 再入居の提案
・退去を申し入れる際、建て替え後の建物に再入居を認めるという提案をしてよいか?
第10章 建て替えの準備(定期借家の利用)
・建て替えに備えて日頃どのような貸し方をすれば良いのか?
第11章 賃貸アパートを購入した買主からの立退き請求
・古い耐震性のない建物を借家人付きで購入して、買主から立ち退きを請求し建て替えを行う方法は有効か?
第2部 アパートの立退き(事例)